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Encyclopedia of Carol
〜キャロルの変遷〜

マツダ・キャロル(KPDA)型は1962年2月17日、この世に誕生してからもう42年経ちました。キャロルは1962年に誕生して生産中止になるまでの1970年8月まで、様々な改良を続けてきました。このページでは、そんなキャロルの改良箇所をまとめたページです。年式がわからない!ですとか、これはオリジナルのパーツ?と言った疑問や謎を一気に解決しましょう!、是非お役に立てることが出来れば幸いです。
※把握して改良点をご紹介していますか、当方が知らない改良点がまだまだある筈です。ご存知の方がいらっしゃいましたら、管理人までご連絡頂ければ幸いです。

●前期型(タイプT・U・V)●

前期型について、前期型は下記を参考にして頂ければ良いのですが4タイプ存在しますので、前期T型U型V型と記します。

■前期タイプT型

T型(角エンブレム) KPDA−10001〜 1962年2月17日発表(発売は下旬から)

■キャロル販売(型式:KPDA 車種コード:0118)
【ボディ】全長2980mm 全幅1295mm 全高1340mm ホイルベース1930mm モノコック構造 重量525kg  2ドアのみの設定
【エンジン】総アルミ製DA型 水冷4サイクル直列4気筒OHV 総排気量:358cc 最高出力:18ps/6800rpm
最大トルク:2.1kg/5000rpm 最高速度:90km/h
サイドの車名エンブレムは角型
【ボディカラー・バリエーション】(単色)
@アルペン・ホワイト
Aエメラルドグリーン
Bサファイヤブルー
Cトリイ・レッド

【ボディ 外装】
・リヤガラスの角度がほぼ垂直に近い
・フェンダーミラーが片側のみ、ビス止めタイプ(確認していませんが、R360クーペと共通?)
・最初期型のみ、ホイルキャップに赤のアクセントが入る
・バンパーの形状が丸い
・ドアハンドルがプルタイプ


【ボディ 内装】
・ハンドル、メーターナセルの色がグレー色
・クラッシュパネル(ダッシュボード)がない
・グローブボックスがない

【エンジン】
・インテークマニホールドが短い
・セルモーターがR360クーペと共通
・クラッチディスクの形状(つまり前期タイプT、18馬力エンジン用、前期20馬力エンジン用、後期20馬力エンジン用の3タイプ存在する)
・エアークリーナーが
湿式タイプ(中がオイルバスとなっている)

1962年5月21日 デラックス販売 (タイプT−A)

■新たに加わった装備
【ボディ 外装】
・ツートンカラー
・ホワイトリボンタイヤ
・左右フェンダーミラー
・左右サンバイザー
・電動ウォッシャー
・バックランプ
・サイドモール
・金メッキ仕様のオーナメント類(エンブレム)
・リヤガラスの角度変更(汚れの付着を防ぐ為)

【ボディ 内装】
・リアカーテン

【エンジン】
・バックランプスイッチが付く

【ボディカラーバリエーション】
■デラックス 二種類
@ロッキーホワイト/ターフグリーン
Aアルペンホワイト/フライトグレー(生産期間ごく短い)
 (変更)マーブルホワイト/プラシッドブルー
■スタンダード 三種類
@マリンブルー
Aラークベージュ
Bウィローグリーン

1962年11月 キャロル600 発売

■型式:NRA 車種コード:0198 4ドアスタンダード
  型式:NRC 車種コード:0200 4ドアデラックス
  型式:PRA 車種コード:0202 2ドアスタンダード

【グレード】
■4ドア
・スタンダード
・デラックス
■2ドア
・スタンダード

【ボディ】
全長3200mm(オーバーライダー装着の為) 全幅1325mm 全高1340mm (ボディ自体は360と同じ) ホイルベース1930mm
トレッド1050/1100mm 最低地上高190mm 室内長1470mm 幅1090mm 高1070mm
車重 4ドア:585kg 2ドア:560kg 

【エンジン】
RA型水冷4気筒OHV 総排気量586cc ボア×ストローク54mm×64mm 圧縮比8,5;1 最高出力28ps/6000rpm
最大トルク4,2kgm/4000rpm 前進4段後進1段 最高速度105km/h

●360との変更点
【ボディ 外装】
・フロントリアともにバンパーの形状変更(丸型)及びオーバーライダーがつき、ボディとバンパーの間にはスカートが取り付けられる
・リアグリルは鉄製でクロームメッキが施してある
・サイドオーナメント(エンブレム:Carol600)DXは金メッキ、STDはクロームメッキ

【ボディ 内装】
・シート及び内装は360DXでボディカラーと同色の部分がクリーム、ブルー
・スタンダードの内装はレッド

【エンジン】
・360cc〜586ccボア8mmストローク10mm拡大、及び ピストン、ピストンリング、シリンダーの変更
・エンジン腰中(シリンダーブロック)が360と比べると少し高くなっている
・冷却フィンが3604枚羽根から600は9枚羽根(アルミ合金ダイキャスト製)
・ギヤ比の変更 360:6.97→600:5.09
・マフラー、インテークマニホールド形状

【足回り】
・高速走行対策の為、ステアリングギヤボックスにリターンスプリングが入る

【ボディーカラーバリエーション】
■デラックス
@デューン・イエロー(ルーフ&ウエストライン下)/ピーチホワイト(ウエストライン)
Aスターライト・ブルー/ウインザー・ブルー

■スタンダード
@ビクトリア・グレー 一色のみ

I型(筆記体エンブレム) KPDA−70000〜 1962年9月11日

※キャロル600の販売により360は「キャロル360」に車名変更(それまでは単に「キャロル」)

【ボディ 外装】
・リヤピラーの車名エンブレムを角型から筆記体エンブレムに変更(以後生産終了時まで同じ)
・4ドア発売 車重575kg (2ドアの車重が550kgに増加)

【ボディ 内装】
・インパネにグローブボックス新設
・シートデザインの変更

【エンジン】
・360エンジンパワーアップ
 最高出力:20PS/7000rpm
  最大トルク:2.4kg/3000rpm
 (発生回転数を下げ全域フラットで扱いやすく改良)
 最高時速:94km/h

 ◆18PSエンジンから20PSエンジン変更点◆
・ピストン、ヘッド燃焼室の形状変更
・ピストン径の拡大変更(測っていないので測り次第、随時更新します)
・クラッチディスクの変更
・ヘッドカバーオイル注入口を右から左に変更

【ボディーカラーバリエーション】
■スタンダード
カラー変更
@ラーク・ベージュ
Aマリン・ブルー
Bウィロー・グリーン

 

U型 KPDA-120000〜  1964年7月

【ボディ 外装】
・フロントグリルが600と同じデザインに変更
・ロック機構改良でドアハンドルがプルレバーからプッシュボタンタイプに変更

【ボディ 内装】
・特になし

【エンジン】
・ACジェネレーターに変更
・エグゾーストマニホールドとマフラー形状変更
・エアークリーナーが湿式から乾式タイプに変更

【ボディーカラーバリエーション】
カラーバリエーション追加(単色一色加え3種に)◆

■デラックス 
@シャトー・グレー

■スタンダード
@ラーク・ベージュからビクトリアグレーに変更(4ドアだけの設定)

 

キャロル600 NRA 生産終了 600総生産台数8.800台 1964年11月

 

V型 KPDA-150000〜190000 1965年9月

◆前期型の最終モデルとなるV型にマイナーチェンジ。コストダウン中心の変更でシリーズ中、このモデルを中期型と呼弥する場合が
  あり。

ボディ 外装】
・フロント・リアバンパー形状変更(前期T・Uから比べて角ばったデザイン)
・フロントグリルデザイン変更(形状がやや角張り、MAZDAの文字がアルミの一体プレスになる)
・ヘッドライトリムがスチーム製クロームメッキ仕様からアルミプレス製へ変更
・ツートンカラーの塗分け部位変更に伴い、サイドウィンドウ下のモールを廃止 (デラックス)
・ホワイトリボンタイヤのデザイン変更

 

ボディ 内装】
・シートデザインの一新 助手席は折りたたみ式になる
・リクライニングシート装備車も発売(背もたれ角度3段階のみ、折りたたみ不可
・コンビネーションメーターデザイン変更
・リヤサイドポケット新設 (デラックスはグレー、スタンダードはブルー) (2ドア)
・リヤウィンドウカーテンと泥除けが標準装備でなくなる (デラックス)
・ダッシュボードにクラッシュパッド装着 (デラックス)

エンジン】
・インレットマニホールド形状変更(トルクなどのフィーリング調整のため)
・フライホイール小型軽量化により、実質的なパワーアップ(カタログ性能は従来のまま

ボディーカラーバリエション】
○カラー変更
■デラックス 4種類 (2トーンはルーフ膿色、ボディ淡色。従来はルーフ淡色、ボディやや濃色)
@リヨン・ブルー/ガビアーノ・グレー
Aガーネット・レッド/ガビアーノグレー
Bマートゥル・グリーン/ガビアーノ・グレー
Cエターナル・グレー
■スタンダード 3種類
@ガビアーノ・グレー
Aムーンライト・ブルー
Bジャスミン・イエロー (生産わずかで廃止)

 

 

● 後期型 ●

ニューキャロル発売 車種コード:0243  KPDA-201001〜 1966年10月19日



【ボディ 外装】
・フロント廻り、リアグリル、テールレンズなどのデザイン一新
・フロント、リアバンパー デザイン変更
・サイドマーカーランプ新設 
・スペアタイヤを従来のフロントからリアエンジンルームへ移動。フロントフード内
にトランクスペースを確保
・ボディ重量軽減 4ドア:560kg 2ドア:540kg
・ホイール及び、ホイルキャップ形状変更
・ルーフサイド(雨どい)ステンレスモール新設(デラックス)
・ドアサッシュがメッキからボディと同色に変更。
・リアグリルデザイン変更により、ナンバーがバンパー下に装着伴い、リアバンパーデザイン変更。
・リアグリル デラックスはクロームメッキ、スタンダードはアルミ製
・エンジンフードモール廃止(デラックス)

【ボディ 内装】
・グローブボックスの大型化
・コンビネーションメーターのデザイン一新
・ベンチレーション変更
・ヒーターの変更 (従来、4メーカーのヒーターが使用可能であったが、後期型では1タイプのみ)
・リクライニングシート装備車の背もたれ角度調整を無段階に改良

【エンジン】
・ブローバイガス還元装置採用
・キャブレター改良(キャブ、フロート室側
に冷却水をためるルームが設けられている)
・一部、ウォーターラインの変更
・ギヤ改良、シフト機構変更(1速ノンシンクロから4速フルシンクロ化)、変速比・減速比変更
・クラッチディスク変更
・エンジンオイル、ミッションオイル同一にしたため、オイル量の変更
・ファン、ヘッドカバーなどのカラー変更
・プラグコード変更(前期・後期と二種類あり)

【足回り】
・最小回転半径が4.3mより4.0mへ小さくなる
・メンテナンスフリー化

【ブレーキ】
・マスターシリンダーの形状変更 
・ホイルシリンダー形状変更
・ボディ一部変更に伴い、ブレーキライン変更

【ボディーカラーバリエーション】
■デラックス
前期V型と同じでボディはガビアーノグレーからパステルグレーに変更
■スタンダード
@パステル・グレー
Aシャルマン・ブルー
Bローレル・グリーン

▼1967年一部変更
【ボディ 外装】
・バンパー取り付けステー変更(バンパー表面にリベットがつく)

 

最終型 KPDA-270000〜 1969年

◆全車種に安全装備
【ボディ 外装】
・ハザードランプ装備
・サイドマーカーランプが丸型から長方形大型化

【ボディ 内装】
・運転席にヘッドレスト(最終的には助手席にもヘッドレストが取り付けられる)と2点式シートベルトを標準装備

【ボディーカラーバリエーション】
・ボディカラーをデラックス3種、スタンダード1種に整理縮小
・マートゥルグリーン生産終了 (デラックス)
・シャルマン・ブルー、ローレル・グリーン生産終了 (スタンダード)

最終番号 KPDA-278501 キャロルシリーズ生産終了 1970年8月
総生産台数265,226台

 

管理人が知っているのは以上です。まだ他にもこんな改良があるよ、ですとかここが違うなどとご存知の方いらっしゃればご連絡下さい。また、改良場所を写真などで説明していきたいと思っております。

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