[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック
歩兵大隊 対戦車防御
パート3:ドイツ軍攻撃計画
偵察が完了した現在、計画を練り上げることができる。時間を無駄にせずに、偵察中も参謀は多数の行動計画(COA)の作業をしていた。当時の情報に基づき最も成功率が高いと思われるもの3つの提示があった。遂行すべきと感じたものを選択し、計画はそこから行なう。我々は出撃線へ移動を開始している。当部隊は、基本要領計画(偵察チュートリアルで論じたもの)があるので、必要であれば気づいたときに修正できる。幸運なことに移動はうまく行き、攻撃地点到着まで数時間の余裕がある。偵察で知りえたことを基づき状況をすばやくもう一度判断する。これがS2(情報将校)が読んだ敵状況である。実戦は敵を視認。破線は敵の理論と経験によってS2が行なった仮定である。

始めるにあたって、師団偵察部隊が述べたシュワルツェル町は無防備なりとの判断送達が連隊からあった。これで、敵の主抵抗線(main line of resistance:MLR)は当地区内のシュワルツェル前面とわかる。シュワルツェルは主要目標のままだが、主力部隊の目標変更を決心した。通常、主力部隊目標は常に主要目標であるが、これは理論を柔軟に扱い、指揮官がこの状況にいかに採用できるかの良い例である。
再度、本TO&Eを見ておく。
[増強SS装甲擲弾兵1個大隊]
機械化SS装甲擲弾兵4個中隊
自動車化SS重火器1個中隊
盤外81mm迫撃砲弾着観測員2班
盤外105mm迫撃砲弾着観測員2班
盤外150mm迫撃砲弾着観測員1班
SS中戦車1個中隊
・パンター2個小隊
・4号戦車2個小隊
SS工兵1個中隊
ティーガー1個小隊
突撃砲1個小隊
装甲車1個小隊
対空戦車1個小隊
新しい目標はこのようになる:

敵の望みは最強部隊を北部(図では下)接近経路を使わせることだと確信している。そこでは最初にほとんど抵抗に遭わないからだ。だが本偵察部隊により、敵はここでは非常に強力で、渓谷をカバーする対戦車部隊があり、そして敵予備による襲撃距離が近い。代わりに敵戦線の重大な弱点であろうと思われるところへ攻撃をかける。目標ソーは激戦必至であり、まわり込みはできない。目標ネイルの丘の前面の障害物により、この丘の前面斜面で守っていると教えてくれる。北部接近経路が開いていると引っ掛けようとする敵の計画がうまくいくなら、これが必要なのだ。そして偵察の幸運がなく、障害物地帯と塹壕部隊を発見できなかったならば、おそらくすばらしく作用したであろう。しかし敵が推測したリスクを敵に対して用いることができると思う。主力部隊を目標ネイルに投入すれば、かなり簡単に突破できるはずだ。これは大きな丘なので、この戦闘拠点は他の戦闘拠点から孤立しており、前面斜面防御のためにわが軍に対する射撃できる敵部隊数は限られてくる。いったん目標ネイルを確保したら、わが装甲部隊はその背後の敵にいる予備部隊に対処が可能で、目標ボルトへ猛進して敵補給路に至り、敵を退却に追い込めるはずだ。この計画で多くのことが可能になる。最初に元々の計画でしめされたものよりほとんど突撃の必要がなく、そのため、行動に移る短い命令断片(Fragmentary Order :FRAGO)だけしか要らない。二番目めに指揮官が後続部隊のための道路確保の意図を達成する。三番目に敵弱点と思われるところに対し戦力を集中し、細部にわたって敵部隊は同時に多方面と戦闘せざるを得なくなる。
ドイツ軍攻撃2ページへ